エアポンプ
【2021年2月】
良いアイテムをゲットした。
先に行っておくが、企業の宣伝をするつもりは全くない。
ただ、よい!
パナレーサーのワンタッチ式エアポンプのことである。
以前から良いという声は聞いていたが、少々値段が高い事とワンタッチの意味が不明であった為この商品の購入を見送っていたのだ。
ちなみに僕が2年前から使っていたのがこちら、同じパナレーサーのゲージ付フロアポンプ。
ワンタッチ式ではない。
ちなみにワンタッチ式より1,000円ほど安い。
これを今まで何の問題もなく使っていたのだが、とうとうゲージの針が正確な数値を指さなくなり故障してしまった、空気圧がわからない。
という事で、しぶしぶ買い換えることになったのである。
そして、ネットでも評判がよく周りからもオススメされた事もあり、ワンタッチの意味がわからないまま「とりあえず使ってみなはれや」のノリで4,500円ほどもするこちらのパナレーサーワンタッチ式フロアポンプを購入するに至った。
ロードバイク乗りにとって4,500円という金額はカスみたいに安い感覚なのだろうが、コストパフォーマンスを重視する僕にとってたかが自転車の空気入れにこんな大金を出すことは、とても勇気のいる行為であった。
ただ、これを買ってまた何年も自転車ライフを楽しめるのであれば一度試してみるのもよいかとAmazonでえいっ!とポチってやった。
そして商品が届く!
はて、ワンタッチとはなんぞや?構造を観察してもよくわからない、
「とりあえず使ってみなはれや」という事で、早速バルブに装着してみる。
説明書は読まないタイプである。
差し込む。
ん…なんか緩いが?
ポンピングしてみる。
しゅ〜……しゅ〜……スポッ!
ん?すぐに外れるやんけ!不良品かよ!
どうゆうことや!パナレーサーなめとる!
怒りで苦情の電話をしたい衝動を一旦抑えてネットで商品レビューを調べてみる。
ん?青色のギザギザの反対側にある赤のギザギザのプラスチックが飛び出るまで押し込む?
やってみる。
カコッ!と軽快な音が鳴り、さらに1cmほどチャックが奥に入ってカッチリ固定された!
なるほど!こういうことか!初めてワンタッチの意味を知る。
これはいい!
今までのポンプについてたゴムを締め付けるレバーがなくなり、同じ方向にギュッと押し込むことによってゴムを締め付ける構造になっていたのだ。
説明が下手なのでこれを読んでも意味が伝わらないと思うが、使えばわかる「まずは使いなはれ。」
そういういうことだ。
なんで最初からこれにしとかなかったのだ?
2年を無駄にしてしまった…というほど大げさな事ではないけど、前のものにくらべたら使いやすさは歴然の差だ。
そして、嬉しいことにこれ以外に良かったことがいくつかあった。
その1、ポンピングの軽さ。
理由はわからないけど前のポンプよりも軽い力でエアが入っていく。これは非力な僕にとって感動モノであった。
その2、自立させたときの安定性。前のポンプも自立したのだが風が吹いたりするとすぐに倒れたのだ。このポンプは床の接地面積と形状が工夫されているためか、立てたときの安定性がまるで違う。
今までポンプが倒れるたびにビクッ!となっていたのだが、これからはビクビクせずに生きていくことができる。やったぜ!
その3、ホースの長さが前のより50センチほど長い。
これは前輪の空気を入れた後、後輪側にポンプを移動させるときの距離が少し縮まる。無駄な動きが少なくなるだろう。
ポンプの設置場所に自由度が増すという事で、玄関や狭い場所で使うときにも有利になる。
その4、ゲージの取り付け位置が高くなり見やすい。
前のポンプはシリンダの一番下にゲージがついていたが、これはシリンダの一番上に取り付けられている。目とゲージの物理的距離が近くなり、視認性がよくなる。
その5、エアを入れすぎたときにリリースボタンを押して圧力を抜くことができる。
エア圧をミリ単位で微調整するほどシビアなローディにとって、これはかなり便利であろう。
以上、かゆいところに手が届くといえる、物凄くええもんであった!
あ~ええ買い物したわ~。
ママチャリにもつかえますよ。
ただ、赤と青のギザギザのところが樹脂製なので、耐久性が少し心配だ。
長く持ちますように。
終わり