【大長編日記 】 広島~大阪 ロングライド
2020年8月9日
(とても長文です)
2020年夏
夏季休暇 第1日目
先日より計画していた「広島~大阪ロングライド」を実行する。
先日といっても、この日から3日前の8月6日にテレビで見た広島の原爆死没者慰霊式、追悼式典に影響されてのこと。
ほぼ突発ライドといえる。
流れとしては、
9日夕方に新幹線で広島まで行き、ビジネスホテルで一泊する。
10日朝、平和記念公園で御霊に祈りをを捧げたあと広島を出発
大阪まで約350kmの距離を自転車で走って自宅まで戻ってくるという計画。
早朝出発し夜通しぶっとおしで走れば、翌日11日の深夜2~3時頃には自宅に到着するだろうと。
*これが非常にあさはかな考えであった事は後になって思い知らされるのだが、この時は知る由もない。
僕はただ、生まれて初めての祈りの日を「絶対に忘れる事のできない日」にしたかっただけなのだ。
その為、あえて自分史上最長ロングライドと同日実行にしたわけである。
一番の心配は今年の夏は過去にも例のないほどの猛暑だということ。
大丈夫かな?
まあよい、行ってみればわかるだろう。
そうと決まれば早速準備開始である。
幸い、といっては怒られるかもしれないが、コロナ自粛の影響もあって新幹線の指定席と前乗りで泊まるホテルの部屋はネットで簡単に予約がとれた。
お盆休み前にも関わらずである。
自転車輪行となるので車両最後部座席の特大スペースを同時に予約。
ホテル予約に関しては政府のGO TOトラベルを利用して35%の補助が適用され、3000円程度の出費で収まった。
持参する道具はウエムラサイクルで購入したレインコート、黄色の安全ベスト、ほかライトやUSBバッテリなど。
自転車に装着できるものはあらかじめ装着しておき、それ以外の物はリュックに詰め込む。
荷物は極力コンパクトにしたいので、かさばる着替えなどの衣類は一切持っていかない。
出発日の夕方4時、輪行袋を担ぎ私鉄とJR在来線を利用して新大阪駅へ向かう。
リヤディレーラーを壁や段差に当てて破損させないように駅構内を慎重に歩く。
そして無事に新幹線に乗車、特大スペースに自転車を置きそのすぐ前の座席に着席。
なるほど、こんな時期なのに車内はガラガラ!みんな自粛してるんやな~
当然マスクは必須、一人なので会話をすることがなく、コロナ感染リスクは最小限におさえることができるだろう。
車内で夕食、新大阪駅で買った駅弁を食べる。ストロングゼロは自分への心付けだ、許せ。
そして車両に揺られること約1時間半、無事広島駅に到着!
テンションがあがってくるぜ!
予約した宿は広島駅を降りてすぐの場所にある。
20:50 チェックイン
このホテルは比較的建築から新しく、ビジネスホテルとしては珍しく大浴場がある。
到着してすぐに浴場へ向かう。
体と気分を完全にリフレッシュしてから睡眠に入りたいので手足を伸ばしての入浴は外せない。明日のライドの準備を完了させて眠りにつく。
翌朝 AM5:00 爽快な気分で起床!
天気よし!
すぐにチェックアウトし、ホテルを出た先の歩道で自転車を組み立てる。
事前に練習していたので我ながら実にスムースに行えた。
変速やブレーキの調子をチェックし出発!
まずは広島平和記念公園へ向けて走り始める。
途中のコンビニでおにぎりと補給食を購入し、
AM6:00 スタート地点の広場へ到着。
ベンチで朝食のおにぎりを食べたあと記念碑の前に。
たくさんの人が手を合わせに来ていた。
数人の順番を待ち、いよいよ僕の番がきた。
恥ずかしながら40年生きてきた中でこの場所に来るのは今日が初めてだ。
様々な思いを胸に、記念碑越しの遠くに映る原爆ドームを見つめながら祈りを捧げる。
どうぞ安らかに、過ちはニ度と起こしませぬ。
そして、ここから大阪へ向けてライド開始。
サイクルコンピュータのナビセット完了、目的地は大阪府枚方市の我が自宅、
AM7:00 出発
気温はすでに上昇し始めており少し走っただけで汗が出る。
これは想定していた事。
走り慣れない道は不安だ、まずは大阪まで続く国道2号線へ案内される。
幹線道路だからか車の通りがとても多い。
とりあえずナビ通りに進むしかなく、そのまま案内通りに進むと大きな高速道路のようなバイパスに合流してしまった。
マジか!
さすがに危険を感じ脇道へそれた。トラックに轢かれて死ぬのは嫌だ。
とりあえず危険そうな道路は極力回避することにする。
ナビのリルート機能のお陰で目的地の方角を間違うことはないだろう。
所々のコンビニで休憩を取りながら70kmほど走行。
体力温存のため速度を抑えながら走っているからか筋肉疲労はほとんどない。しかし朝から照り付ける太陽の日差しをモロに正面から受けて体温は上昇、汗の量が半端なく体力が著しく低下しているのを感じる。
AM10:00
涼しいところで体を休ませないとこれは最後までもたないと思い、東広島市のマクドナルドで休憩をとる。
冷房がガンガンに効いており涼しい。なんとか多少の体力回復ができたように思う。
気を新たに引き締め、再スタートする。
暑い、、、
おそらく気温は30度を超えているだろう。汗の噴出が止まらない、ダメかも?
ボトルのドリンクはすぐに空っぽになる。
5km~10km進むごとにコンビニへ入り、補給する。
アカン、こんな調子ではいつまでたっても大阪に着かない。
そして12時頃だったかな?ついに体に異変が…頭痛だ…
さすがに危険を感じる。でもここでリタイヤするのは嫌だ。
運よく公民館に併設する公園を発見。
水道の蛇口をひねり、頭から上半身に水をかけるが屋外なので被った水がすぐに乾く。
これはもう完走できないのではないか?という不安が頭をよぎる。
しばしこの場所で休息する。
なんとか少しではあるが体調が回復したようだ、再出発する。
太陽の日差しが頭上から脳天を突き刺す、そして地面から湧き上がる高温の熱波が容赦なく我を襲う…
奴(太陽)は再びじわじわと僕の体力を奪っていく。
14時30分頃、福山市を過ぎ笠岡という地点を通過するところで激しい息切れとめまいが。
またしても体調に異変が。
ちょうど大型のスーパーマーケットが目の前に見えたため迷わず入る。
水分補給し、店内の木製ベンチで少し仮眠させてもらう。
この時の外気温は38度。
無理だ、このままでは倒れる、
僕はここで日が暮れるまでじっとしておく事にした。
何分経過したのだろうか、
浅い仮眠の中、雨の音で目が覚めた。
カンカン照りだったのになんと今は雨が降っているではないか!
外に出てみる。なるほど、通り雨だ。はるか昔の先人達はこの通り雨を恵みの雨と呼んだのだろう、
今の僕にとってもこれは恵みの雨。こんなところに神はいた。
気温がだいぶ下がったようだ、これでまた走れるぞ!
この地点での走行距離は約120キロ、まだ全体の3分の1くらいだ。
実は僕はこの時、このライドでの完走は無理だなと薄々感じ始めていた。
しかし、今やめるわけにはいかない、とにかく無心で走り出す。
遅くても前に進んでさえいればいつか必ずゴールへ到達できるのだ。
時間は夕方16時
日が完全に暮れるまでに夕食を済ませておこう、ジョイフル玉島店で野菜ちゃんぽんをいただく。
よし、補給完了!
いくぞ!涼しくなればどこまでも突っ走れる!
国道2号線をただひたすらまっすぐ行く。
だんだん日が落ち、あたりが暗くなっていく。
時間の経過とともになぜか不安感が増していく
理由はわからないが、孤独感というか空虚感というかとても悲しい気持ちになってくるのである。
ヤバイ、もう精神がもたない、きっとホームシックというやつだ。
こんな真夏のロングライドなんて馬鹿げたことを思いつかなければ、今頃は涼しい部屋でテレビを見ながら冷えたビールでも飲んでいたのだろう。
そんな事を考え出すとどんどんテンションんが下がってくる。
いかん、走ることだけを考えていればいいのだ!
18時30分、岡山市内へ入る。
JR岡山駅から新幹線に乗ればこの苦しいライドから解放される。
乗るのか?乗らないのか?
葛藤の中、岡山中心地の市街地をゆっくり走行する。
考えてる間に駅前を通過。
もう戻れない、行けるところまで行ってしまえ!
ヘッドライト点灯、あたりは既に真っ暗である。
現在時刻 20:00、コンビニで食料補給、休憩をとる。
一度走るのを止めてしまうと次はもうなかなか足が動かない、
あかん、もう気力が残っていない、限界だ。
しばし考える、ない頭で。
うーん、今日はもう終ろう、明日の朝からまた走ればいい。
ネットで宿を探すことにする。
といってもすでに夜の8時、岡山市街地まで戻れば泊まれる宿はたくさんあるのだけど、来た道を引き返すのはどうも気が進まない。
ここから先の道中で一番近い宿を検索、1件の宿がヒットした!
電話で確認すると、一部屋だけ空きがあった。
よかったー!
とりあえず今日の寝床は確保した、、、
野宿する勇気はなかったので、これは本当にありがたかった。
残りの力を振り絞って数キロ先の宿に到着、宿泊代の5000円を支払い、部屋へ着いた。
自転車置き場はあったが知らない地での盗難の心配もあったので、念のため自転車をバラして輪行袋に入れて部屋へ置く。
部屋のシャワーで汗を流す、日焼けが痛い。
それにしても今回の大幅な予定変更、いかにいい加減な計画であったか、、、
明日の朝から残り160kmほどを一日かけて走る事とした。
これでいいのだ、無理して死んだら意味がない。
早朝の涼しい時間に距離を稼いでおこう。
目覚ましを朝5時にセットし眠りにつく。
翌朝5時、筋肉痛が酷いが体力は大幅に回復している。
最悪の場合も想定しており、
疲労がとれなかった場合ここでリタイヤし電車で帰ってしまおうかとも考えていたが、なんとかまだ走れそうである。
よし!いけるぞ!
気合が入る!
気温は25度、一気に突っ走ってしまうぞ!
自転車を組み立て、準備をする。
5時20分、瀬戸内市のビジネスホテルSTKをを出発、なんとも昭和テイストな宿であった。
ナビが案内する道は引き続き国道2号線、いきなり坂道である。
しかもまたバイパス道路のような路側帯のない道を案内され、自転車はトラックと同じ車道を走ることになる
すぐ隣を猛スピードで抜いていく乗用車やトラック、トレーラ。
時速90キロくらいで走っているのではないかというくらい速い。
怖すぎる!いきなりこの洗礼か~、まじで轢かれたら死ぬぞこれ。
ルート設定は大事だ。ナビ任せではいくら命があってもたりない、事前のルート学習の大切さを今回思い知った。
ここ以外にも何度か危険な目にあったり道にも迷ったりしており、かなり無駄な遠回りをしたと思われる。
モチベーション維持に大きく影響するので次回ロングライドからの教訓にするとしよう。
実は、このバイパス道路ではなくもっと自転車に適したルートが海側に存在することを後から知った。大失敗である。
まあ、この時の僕にそんなことは関係ない。
無心で坂を登りきるのみである、登り切ったら必ず下りがある。
そこでまた時間を詰めればよい。
何度かアップダウンを繰り返し、長い下り坂に突入する。ようやく峠を越えたようだ。
少し下った先に巨大な駐車場を発見する。
トラックドライバー御用達のラーメンショップだ。
AM 7:00 ここで休憩する。
高度が少し高いので気温が地上よりも低めだ、
この場所は水分補給と体力回復にちょうど良かった。
本日ここまでの走行距離30km 広島からのトータルで220km、まだまだ先は長いぞ。
AM 8:00
相生市到達
停車中の新幹線が相生駅内に見えた、またしても誘惑が襲う。
ここでリタイヤすれば今すぐにこの新幹線に乗ることができる。
涼しい車内で冷たいコーラを飲みながら一瞬で新大阪までたどり着くことができるのだ。
正直、かなり悩んだ。
今日はまだ2時間半しか走っていない。
ここでリタイヤすれば自他ともに認めるヘタレとなってしまう。
よし!今日もいけるところまで行こう!
猿岩石の曲が頭に流れた。
「いけるところまで、行こうかと君がつぶやく、見えない地図を広げて~」
ここからしばらくこの曲が脳内ループ再生されるわけで、まだ100km以上先にある大阪へ向けて走る原動力となった。
猿岩石さんありがとう。
AM8時半、急におなかがすいてきた。
それもそのはず、朝食を食べるのを忘れていたのだ。
あかん、まったく体に力が入っていないことに気づく。
気温はすでに30度近い、早くも汗が止まらない、
昨日の疲労が完全に回復していないため、すぐに息が切れるのだ。
姫路市街地から近いところでもあり、食事処を探すのには苦労しなかった。
目の前に飛び込んできたのは「すき家」
迷わず入る。
助かった!早くもダウンしそうになっている自分が情けなくなる。
すき家の朝ご飯の定番、朝定食をチョイス
ご飯とみそ汁、そして卵に納豆は、朝ご飯としては十分すぎる!
すき家の朝定食ってこんなに美味かったのか!マジ感動した。
普段牛丼を食べているすき家とは全く別の店であるかのような感覚だ。
しばし休憩
いや~もうこの涼しい店内から出たくない、というかもう無理、
ここ(姫路)から大阪まで走るのはたぶん無理。いや、ぜったい無理だ。
確信した。
せめて神戸までがんばるか?
いや、ゴールできないならどっちにしても同じである。
すぐ先の姫路でリタイヤしても、数十キロ先の神戸でリタイヤしても、いずれにしても僕はヘタレなのだ。
それならここでリタイヤしてもいいのではないか?
外の気温はすでに30度を超えており、今の時間からさらにぐんぐん上がると予想される。
このまま走り続けたらどうなるか?シミュレーションしてみる。
うん、昨日と同じ。
おそらく12時頃に体力の限界がきて真夏の日差しが脳天を直撃し、泡を噴いてぶっ倒れるであろう。
無事に帰還する事など全く想像できない。
決断の時だ。
ここでリタイヤして「ヘタレ」のレッテルを張られ、この先ものうのうと生きていくか。
無理して果敢に走り続け、ぶっ倒れて救急車で運ばれ静かに人生を終えるか。
答えは一つである。
よし、このライドを終わりにしよう、リタイアだ。
時期が悪かった。
熱中症になって死んでしまえば元も子もない。
今思えば自分は熱中症になりかけていたのではないか?と思う。
無心で走っていたのでそんな事は考えもしなかった。
あきらめた瞬間、急に気持ちが楽になった。
ここから姫路駅まで10キロ程度、
この場所で十分休息をとってゆっくり出発しよう。
穏やかな気持ちですき家をあとにする。
ありがとうすき家、決断の場所よ。
僕はここで食べた朝定食を永遠に忘れない、またいつの日か必ず戻ってくるぜ!
刺すような日差しを浴びてももう辛くない。
急にテンションが上がってくる。
その道の先には涼し~い自分だけの指定席が待っているんだ。
10時30分
軽やかなペダリングで無事にJR姫路駅新幹線口に到着。
自転車をバラし輪行袋に入れる。
お疲れさん、ようがんばってくれたなSCOTT君よ、しばしのお別れだ。
新大阪行きの新幹線に乗り込む。
涼しく空いた車内はとても快適で心地よい。
姫路から新大阪まで約30分、あっという間に到着だ。
不覚にも情けない結末となってしまったが、実は全く後悔していない。
新大阪で車両を降り、外に出た瞬間思った。
「僕の選択は正しかった。」
すさまじい暑さである。
異常な猛暑、そのまま走っていたら確実にぶっ倒れていた。
さて、ここから在来線を乗り継いで公共交通機関を利用し輪行で家に帰る、、、
つもりはない。
えっ?えっ?
いやいやいやいや、
僕の走りはまだ終わっていない。
新大阪から枚方まで、我らのホームグラウンドである淀川サイクリングロードを走って自宅へ帰るのだ。
自転車を再び組み上げる。
よう、また会えたなSCOTTくん。
これはもう意地だ。
どうしてもロードバイクで自宅の敷地に帰還したい、という僕の最後の意地である。
そして、これはリタイヤではない、ショートカットというやつだ。
あくまで緊急時の対策であり、ライドはまだ続いている。(ということにさせてくれ)
ここから約24キロ、猛暑のカンカン照りの中を一気にゴールまで駆け抜けるのだ。
さあ、ラストスパート!
12時前、出発
新大阪駅出口から長良橋を渡り淀川左岸へ入る、そして枚方の方へ自転車を向けた。
見慣れた毛馬こうもん、新たなスタートライン。
この長い旅路の後半となっては、不思議と懐かしささえ感じる。
気温は高く日差しはキツいがそこそこ風はある、しかも追い風。ラッキー!
爽快に走り出す。
この時、脳内で嵐(ARASHI)の曲が再生される。
「はしりだせ~~はしりだせ~~」
ノリノリだぜ、風が気持ちい~!
(ちなみに曲名は知らない)
10分ほど走行したところ、またしても頭痛が!
ふとサイクルコンピュータで外気温を確認する。
43度。
マ、マジか!
あかん、ヘルメットを触るとやけどしそうなくらい熱くなっている。
暑いのではなく熱いのだ。
このままでは脳みそが固まってしまう、サイクリングロード途中にある水飲み場を発見し緊急停車。
ヘルメットを放り投げ、水道水を頭からかぶる。
頭だけでは足りん、上半身ごと流水、陽を遮るものがないのがつらい。
夏の河川敷はこれが怖いのだ、身をもって思い知らされた。
数分間、頭部を中心に流水。
今思えば駅を降りてからここまでたった一人のサイクリストともすれ違っていない。
自殺行為なのだろう、アホだ。
無知とは恐ろしいものだ。
でももうどうしようもない、一本道のサイクリングロードにリタイヤする場所などあるはずがない。
ボトルに入れた水道水を頭にかけながら枚方まで帰るしかない。
なんとか帰還しなければ自他ともに認めるヘタレとなってしまう…
思いもよらない緊急事態であるが再び出発。
たぶん思考回路がショートしているのだろう、完全にイカれてるぜ。
サウナにいるかのような灼熱アスファルトの上、全速力で走りだす。
脳内再生曲「はしりだせ~はしりだせ~はしりだ…♪」
壊れたラジオのようにエンドレスリピート、だれか止めてくれ~。
ついに枚方大橋が見えてきた、かげろう揺れるその先の楽園に向かって最後の足掻き。
意識がもうろうとする中、なんとか関西医大枚方病院裏の休憩ポイントへ到着!
軽い頭痛が残る、このまま病院に駆け込みたい思いであったが医療機関に迷惑をかけるわけにはいかない、なにせコロナ禍である。
こからら自宅まで一般道のわずか4キロを、なんとか惰性で駆け抜けた。
そして無事、我が自宅へ帰還。
玄関を開け、冷房の効いた涼しい部屋に入った瞬間床にぶっ倒れた。
しばらくその場から動くことはできなかったが1時間ほどで回復。
すき家で食べた朝定食のエネルギーが残っていたのだろう。
今日からすき家の本社に足を向けて寝ることはできない。(本社がどこにあるか知らんが)
とにかく生きて家に帰れてよかった。
そして、2度とこの時期にロングライドをしないでおこうと心に決め、広島追悼ライド完結とする。
ご清聴ありがとうございました。
*途中経過は、当時のTwitterでもアップしておりました。
リプで応援してくれた皆様に大変感謝申し上げます。
次はもっと走りやすい季節に挑戦致します。